最初にまとめ
・ 2019/8から Switchの新モデル(Liteではない)が発売開始
・重量・画面サイズなどは変わらないがバッテリーの持ちが最大1.8倍
・ハードウェアの進化をバッテリー持ちに振るアプローチ
・価格は据え置きで29980円(税別) 旧モデルには3000円のクーポンがつく
新モデルに関する考察
実は数日前にSwitchの新モデルが出そうという情報がでていたみたいですね。
上記記事ではFCC宛ての書類にSocやメモリの変更およびそれに伴うCPUボードの変更の記述があることを根拠にSoCがTegra X1からTegra X2になるのでは?という可能性を指摘しています。
また、SoCの変更に伴うゲーム体験の変化についても触れています。基本的にはSoCの世代が上がるということは処理能力が高くなるので、リッチなゲーム体験(より高画質、高フレームレート、高速な処理)を追求するのが常だからでしょう。
しかし、任天堂が出してきたのは『バッテリー持続時間が長くなった新モデル』でした。
ハードウェアの進化をバッテリーの持ちに振ってるっていうことですよね。個人的には悪くない選択だと思います。スマホなんかだと新しい機種が出る度に、前の機種の数倍の処理能力でカメラがうんぬん みたいなこと言われるんですけど、『それより電池持ち長くしてくれよ』って思うことが多々あるんですよね。
Switch Liteの発表と同時に公開された『どっちのSwitch』のページにも今回の新モデルが載っているのですが、これを読む限りだと『重量や画面サイズの変更はなしにバッテリー持続時間が長くなっている』と判断できます。
こういった既存プラットフォームの新機種って、小型化しました! 安くなりました! 画面が大きくなりました! 処理能力が○倍!を売りにして、新しさを強調するために本体のデザインも刷新されるのが通常だと思うのですが、デザインは一緒でバッテリー持ちよくなったよ。お値段据え置きってのはレアパターンではないでしょうか?
旧モデルには3000円のクーポンが
旧モデルには3000円のニンテンドーeショップで使えるプリペイド番号が付くみたいですね。Amazonでも6/27からクーポン付きで販売されているようです。
おそらく旧モデルは在庫がなくなり次第販売終了で、新モデルが旧モデルと置き換わっていくような感じになるのでしょう。無駄にラインナップを増やさずに置き換えていくあたりにも任天堂の戦略の一端が見えるような気がします。
最後に
Liteの発表、Switchの新型を見るにSwitchは据え置き機と携帯機の中間という新しいゲーム機の立ち位置を模索しているように見えます。ハードウェアの進化をバッテリー持続時間に充ててきているのもなかなか興味深いです。すでにSwitchを持っている身としてはこちらは様子見かなという感じですね。まだ買っていない人も用途によっては、旧型を狙うのも手かもしれません。