https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/lite/
最初にまとめ
3DSの後継機はSwitch Lite？ スマホと据置きの間を狙っているのではないか
Switch LiteはSwitchの簡易版というよりは、携帯機能へ特化した新たなモデル
Liteは新なユーザー獲得と同時に2代目需要狙いもあるのではないか？
3DSの後継機は実はSwitch Lite?
3DSは2011年に発売以降、LLやNew、２DSなど様々なバリエーションが出ていますが、もう8年も前のハードになります。DSが2004年に発売されたことを考えると、3DSも発売後同じぐらいの年月が立っていることになります。発売されるソフトの本数も減っていてプラットフォームとしては寿命を迎えているといってもいいでしょう。
DSや3DSが担ってきたライト層向けゲームの領域はスマートフォンの独壇場になっており、ここに新機種を出すのは懸命だとは思えません。おそらくそれに対する答えはスマホゲーよりもリッチで据置型に匹敵するクオリティのゲーム機をポータブル機として出すことなのだと思います。さらにそれを据置型と統合することで開発のリソースも集約する狙いがあるのかもしれません。
また、Switchは据置型のゲーム機だがポータブルで遊べるという機種で、同世代のPS4やXbox oneからするとハードウェアの性能は格落ち感が否めず、AAAタイトルは軒並みPC,PS4,Xbox oneのマルチ展開でSwitchでは発売されないことが殆どという状況です。
任天堂はSwitch Liteをラインナップに加えることによって、より明確に、スマホ・従来型携帯ゲーム機とPC,据え置きゲーム機の中間という今までに無かった・ライバルのいない領域を主戦場にする姿勢を示したのだと思います。
Switch LiteはSwitchの簡易版？それとも？
Swtich Lite は Switchよりも1万円安い価格設定になっています。LiteはSwitchでいうところの携帯モードに特化していて、HD振動やモーションIRカメラがオミットされています。詳細は任天堂のHPを参照ください。
どっちのSwitch？｜Nintendo Switch｜任天堂
機能が省かれた簡易版がNintendo Switch Liteかというと、そうでは無いと思います。『携帯ゲーム機として使うために必要な機能に絞って進化した姿』というのが適当ではないかと思います。環境に適応するために不必要な器官は退化するのが生き物の進化の常です。クジラは海の生活に適応するために足を捨て、ティラノサウルスは巨大な顎を持つ代わりに不要な前足を小さくしました。任天堂のハードはDSやWiiの頃からセンサーなどのギミックに傾倒している節がありますが、これからSwichで発売される人気タイトルの『ポケットモンスター ソード・シールド』や『あつまれ どうぶつの森』などではHD振動やモーションIRなど無用の長物といっていいでしょう。そういったセンサー・体感系のギミックを省いて、ポケモンやどう森を快適に遊ぶために『持ち運べるように軽量・小型にする』『長く遊べるようにバッテリーの持ちを長くする』というのは進化というほうが適切だと思います。
２台目需要を狙ってる？
割とここまでベタ褒めな感じですが、ちょっと穿った意見も書いておこうと思います（笑）ユーザーに2台目を買わせようとしている感が強い気がします。まず、TVへの出力機能が無い点です。今時、スマホでも画面出力なんていくらでもできます。TV出力の機能を抜くのはコストダウンや軽量化ではなく、Switchも買ってSwitch Liteも買わせようという戦略のような気がしてなりません。
決定的なのは公式ページに『2台目の本体としてご検討の方へ』とデカデカと書いてあることではないかと思います。私の感覚としては任天堂のダウンロード販売はソフトウェアがハードウェアに紐づけられて融通が利きにくかったイメージがあります。ここにきて、アカウント連携で2台ともどちらでも遊べます。セーブデータが同期できます。といったことを訴求してくるのは、2台目需要狙いで稼げるところから稼ごうとしているように見えます。
まとめ
ゲームハードを買うかどうかは結局のところやりたいソフトがあるかどうかに尽きると思います。Switchは持ってるんだけども、どうぶつの森は非常に欲しくて、どう森を持ち運んでやりたいのでその利便性のためにLiteを買ってしまいそうな気がしています（笑） 何はともあれ発売が楽しみです。
